不動産リースバックに似た、親子間・親族間売買

不動産リースバックと似た制度に親子間・親族間売買というものがあります。今回は、親子間・親族間売買について紹介をしていきます。

親子間・親族間売買

この方法は、不動産リースバックと似たような方法であり、売却した住宅に住み続けることができるものです。たとえば、子供が住宅を購入したものの住宅ローンの支払が困難になり任意売却を考えたときに、親が子供の住宅を購入するというものです。

親族間売買も似たようなものですが、友人や知人も親族間売買に含みます。売却した家に家賃を支払いながら住むという点は、不動産リースバックとほぼ同じであるといっていいでしょう。不動産リースバックの場合は業者や全く関係のない投資家へ住宅を売却して、リース契約を結び、住み続けるというものです。リース料金の相場については、年間、売却代金の10%を支払うというものです。不動産リースバックは親子間・親族間売買とは異なりビジネスでおこなっていますので、リース料金を滞納した場合は退去処分にされてしまうシビアな面があります。親子間・親族間売買の方がいいかもしれないと思うかもしれませんが、こちらはこちらで、リース料金を滞納し続ければ親子間・親族間の関係が悪くなる可能性がありますので、どちらが圧倒的に優れているとは言い難いです。

親子間売買の問題点

親子間売買の問題点として、銀行が住宅購入のために住宅ローンを融資してくれないという点です。通常、親子間で不動産の売買をすることがありませんので、親子間売買を考えたとしても、住宅ローンを融資してくれる金融機関というのが少なくなります。

もちろん、住宅ローンを組まずに購入できるのであれば問題はないのですが、住宅は高額なものですから住宅ローンを組まずに購入するのは難しいといえます。また、前述しましたが子供が親にリース料金を支払いながら自宅に住み続けることになりますので、少しでもリース料金を滞納してしまった場合、親子間でのトラブルに発展するケースも否定することはできません。

まとめ

親子間売買・親族間売買は、親や子供、親戚、友人、知人に住宅を売却して、リース契約を結び、住宅を売却した親や子供、親戚、友人、知人にリース料金を支払い、今の住宅に住み続けるという不動産リースバックに非常に良く似た住宅の売買方法です。不動産リースバックの場合、アンダーローン(売却代金>住宅ローン)でなければ利用することができず、売却代金もそこまで儲かるものではありません。また、業者や投資家などへ売却しリース契約を結びますので、少しでも返済が遅れた場合は、退去を迫られる可能性があります。親子間・親族間売買では、退去は迫られませんが親子間・親族間の不仲の原因になる可能性があります。また、親子間売買の場合、通常、親子間で不動産の売買活動はしませんので住宅ローンを組むのが非常に困難なため、話が出たとしてもお流れになる可能性が非常に高くなります。

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