不動産リースバック基礎知識

家賃を滞納すると正当事由が要らなくなると書かれたアイキャッチ画像。民法541条と借地借家法27・28条のタグと、催告から強制執行まで段階が上がる棒グラフ不動産リースバック基礎知識

リースバックの家賃を滞納するとどうなる?正当事由が要らなくなる理由を条文で確認

リースバックで売却したあと、あなたの立場は所有者から賃借人に変わります。貸主から出ていってほしいと言うには借地借家法28条の正当の事由が必要で、解約申入れから終了まで6か月かかります(同27条1項)。ところが家賃の滞納は債務不履行にあたり、民法541条の解除には正当の事由も6か月も前提になっていません。催告の要否、軽微であるときの但し書き、敷金の充当のしくみ(民法622条の2)、原状回復の範囲(同621条)を条文で整理しました。

リースバックで実際に起きているトラブルとは、国民生活センターが公表した3つの相談事例と書かれたアイキャッチ画像不動産リースバック基礎知識

リースバックのトラブルで何が起きている?国民生活センターが2026年8月に公表した3つの相談事例

国民生活センターは2026年8月4日に「自宅の『リースバック』トラブルにご注意!」を公表し、3件の相談事例を金額つきで掲載しました。約1,000万円で売却し家賃7万円だった契約が6年後に約10万円への値上げを迫られた例、200万円で売った家の買い戻しに1,000万円を提示された例、リフォーム代金を払えないと言うとリースバックを勧められた例です。3件とも70歳代。家賃総額が売却額に追いつく年数、クーリング・オフができない意味、契約前に確かめる5点まで公表資料で整理しました。2026年9月10日確認。

セール・アンド・リースバックとはと書かれたアイキャッチ画像不動産リースバック基礎知識

セール・アンド・リースバックとは?税法が「金銭の貸借」とみなす条件を条文で確認

セール・アンド・リースバックは、資産を売り、その資産を売った相手から借りて使い続ける取引です。国税庁のタックスアンサーNo.5702でも「いわゆるセール・アンド・リースバック取引」として説明されています。法人税法第64条の2第2項と所得税法第67条の2第2項は、一連の取引が実質的に金銭の貸借であると認められるときは売買はなかったものとし、金銭の貸付けがあったものとして所得を計算すると定めています。前提となる「リース取引」の2要件、支払総額の90%という目安、土地の賃貸借が原則として除かれることまで、条文と国税庁の解説で確かめました。

定期借家は途中で解約できる?借地借家法38条が認める例外と書かれたアイキャッチ画像不動産リースバック基礎知識

リースバックの定期借家は途中で解約できる?借地借家法38条7項の3条件と、1か月で終わる仕組み

定期借家契約でも、借地借家法第38条第7項の条件を満たせば賃借人から解約を申し入れられます。条件は「居住の用に供する建物」「床面積200平方メートル未満」「転勤・療養・親族の介護その他やむを得ない事情で生活の本拠として使用することが困難となったこと」の3つ。賃貸借は申入れの日から一月を経過して終了します。これに反する賃借人に不利な特約は無効です。契約前の説明義務や終了通知の期限まで、条文の文言で整理しました。

リースバックの重要事項説明と書かれたアイキャッチ画像。書類と印章のイラスト不動産リースバック基礎知識

リースバックの重要事項説明はどこまで受けられる?宅建業法35条・37条を条文で確認

重要事項説明は「取得し、又は借りようとしている」人のための制度です。自宅を売る側は売買については説明の対象になりませんが、住み続ける借主としては対象になります。37条書面は売主にも交付され、代金・引渡し時期・移転登記の時期・公課の負担が記載事項。国土交通省がガイドブックで指摘したトラブルの背景まで整理します。

リースバックの買戻しはどこまで確実かというタイトルのアイキャッチ画像。契約書と印章のイラストを添えている不動産リースバック基礎知識

リースバックの「買戻し」はどこまで確実か|民法の買戻し特約と再売買の予約の違い

契約書に書かれた「買戻し」には、民法の買戻しの特約と再売買の予約という別々の形があります。買戻しの特約は売買契約と同時にしか付けられず、期間は10年が上限で延長もできません。登記していなければ第三者に対抗できない点まで、民法の条文と国土交通省のガイドブックで整理しました。

住宅ローンが払えないときの選択肢というタイトルのアイキャッチ画像不動産リースバック基礎知識

住宅ローンが払えないときの選択肢|返済方法の変更・リースバック・任意売却を順番で判断する

住宅金融支援機構の返済方法変更では、要件に該当すれば返済期間の延長(最長15年)や、元金の支払いを一時休止して利息のみ支払う期間(最長3年)の設定ができます。延滞前の相談から売却の検討まで、公的資料をもとに順番と条件を整理しました。

定期借家契約の仕組みと条件を借地借家法にもとづいて解説する記事のアイキャッチ不動産リースバック基礎知識

定期借家契約とは?更新がない賃貸借の条件と、リースバックで見るべき5点

定期借家契約とは、契約の更新がない建物の賃貸借です。リースバック後の賃貸借がこの形になっていることがあります。普通借家との違い、定期借家として成立するための3条件、説明を欠いた場合の効果、中途解約が認められる場合、家賃改定の特約の影響までを借地借家法の条文で整理します。

不動産リースバック基礎知識

リースバックで建て替えはできる?売った家は建て替えられない理由と、建て替え資金をつくる使い方

リースバックでは所有権が買主に移るため、売った家を自分の判断で建て替えることはできません。一方、国土交通省は建て替え資金の確保を目的とした利用が増えていると説明しています。借地借家法にもとづく契約の違いと、契約前に確認する5項目を整理します。

不動産リースバック基礎知識

代位弁済後でも可能なリースバック活用法|自宅に住み続けながら借金問題を解決する方法

代位弁済とは?仕組みとリスクの理解 代位弁済とは、住宅ローンなどの借入金を返済できなくなった際に、保証人や保証会社が債務者に代わって返済を行う制度です。金融機関は貸付金の回収リスクを軽減するため、保証会社を通じて代位弁済...

不動産リースバック基礎知識

アンダーローンでリースバックを利用する仕組み。住宅ローン残債がある場合の最適な選択肢

アンダーローンとは?基本的な意味を徹底解説 アンダーローンとは、不動産の資産価値が住宅ローンの残債よりも高い状態を指します。この状態では、不動産を売却した際の収益がローンの残高を上回るため、売却代金で住宅ローンを完済する...

不動産リースバック基礎知識

リースバックの意味とは?リースバックの仕組み・メリット・デメリットを徹底解説!安心の選び方も紹介

リースバックとは?基本的な意味と仕組み リースバックとは、自宅などの不動産を一度売却し、その後に毎月の賃料を支払うことで、売却した物件にそのまま住み続けることができる仕組みです。物件の所有権を不動産業者や投資家に移すこと...

不動産リースバック基礎知識

セール&リースバックで住み続ける選択肢とは?仕組みとメリット・デメリットを徹底解説

セール&リースバックの基礎知識 セール&リースバックとは何か セール&リースバックとは、マイホームを売却して現金化しつつ、売却後も同じ住居に住み続けることができる仕組みです。この方法では、家の所有権が買い手(リースバック...