不動産リースバックのデメリットは?

不動産リースバックは住宅を売却すると同時にリース契約を結び、リース料金を支払いながら売却した家に住み続けるという方法です。非常にメリットのある取引ではありますが、もちろんデメリットも存在します。今回は不動産リースバックのデメリットを紹介していきます。

不動産リースバックのデメリットは?

不動産リースバックは自宅を売却したと同時にリース契約を結び、その住宅にリース料を支払いながら住む方法です。そして、不動産リースバックのデメリットは主に以下の3点です。

  1. 家賃(リース料)が発生する
  2. 買い戻すことができず、手放すことになる可能性がある
  3. 不動産リースバック契約を結んでくれる買主が見つからない

この3つが不動産リースバックのデメリットであるといえます。また、任意売却の1つの方法として不動産リースバックを利用する場合、債権者の同意を得ることができずに売却することができないというケースも考えられます。

任意売却とは、住宅ローンがある状態で住宅を売却し、売却代金で住宅ローンを返済するというものです。ただし、住宅ローンが残っている状態では抵当権などの担保権の関係上、住宅の所有者の判断のみでは売却することができず、売却するためには債権者の同意が必要になります。そして、不動産リースバックは投資のようなものですから、普通に任意売却するよりも安価な価格での購入になってしまいます。結果として、債権者は残債務を多く回収することができない可能性が高いので、不動産リースバックという方法に対しては、あまりいい反応を示さないケースが多々あります。

家賃(リース料)が発生する

住宅ローンの支払いはなくなりますが、その代わりに賃貸住宅になりますので、家賃が発生します。そして、家賃を滞納してしまいますと立ち退きを迫られてしまいます。

家賃については相場があり、不動産評価額の10%を年間支払うといわれています。また、保証料金として売却価格を一括で受け取ることなく、不動産リースバック業者に預けることで家賃が安くなることがあります。ただし、任意売却などのときには利用することのできない手法です。

最低でも家賃を支払えるだけの資産は確保することをおすすめします。

買い戻すことができず、手放すことになる可能性がある

不動産リースバックの契約の中に買い戻し条項を盛り込んでおけば、いつかは買い戻すことが可能です。しかし、買い戻すためには買い戻すための資金がたまらないのであれば、最終的には手放さなければならないこともあります。手放すとは引っ越すことも含まれます。不動産リースバック契約を結んだのに、結局引っ越すことになってしまっては、意味がありません。

任意売却の場合では、安く売却したうえ、家賃を支払うことができず、結局出て行っては、損の方が多くなってしまいます。

不動産リースバック契約を結んでくれる買主が見つからない

そもそも、住宅の立地条件があまりよくなく、交通の便など悪ければ、買主となる業者も人物も見つからず、不動産リースバック契約を結ぶことができないということが十分にあります。また、前述しましたが任意売却の場合、債権者が不動産リースバックを認めないケースもあり、そうなってしまうと、不動産リースバックじたいすることができません。

まずは不動産リースバックを取り扱う業者に現状を説明してリースバック契約を結ぶことが可能か聞いてみましょう。

まとめ

不動産リースバックのデメリットは下記の3つです。

  1. 家賃(リース料)が発生する
  2. 買い戻すことができず、手放すことになる可能性がある
  3. 不動産リースバック契約を結んでくれる買主が見つからない

デメリットにかんしては、金銭面での不利益というのが多々見られます。不利益をこうむらないために、不動産リースバックのデメリットをしっかりと把握しましょう。

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