SBIスマイルのリースバック「ずっと住まいる」の条件|長期は3年更新の普通借家、短期は1年の定期借家。費用の内訳を公式で確認

SBIスマイル/ずっと住まいる

SBIスマイル/ずっと住まいるの概要

SBIスマイル/ずっと住まいるは、SBIグループの100%の子会社SBIスマイル株式会社が提供する不動産リースバックサービスです。SBIスマイル株式会社は、不動産リースバック専門の事業者です。首都圏および全国の政令指定都市および政令指定都市に準ずる地域の不動産が取り扱いエリアになります。

SBIスマイル/ずっと住まいるの大きな特徴は「SBIグループの信頼性」「最短即日の査定」「賃料や初期費用は比較的低額」「最短2週間でご契約」「敷金、礼金、更新料ゼロ」「賃貸借契約の種類および契約期間をお客様と協議し決定」「引越しお祝い金制度あり」「年齢制限なし」です。

東証一部上場企業SBIホールディングスのグループ会社としての信頼性と、「敷金、礼金、更新料ゼロ」という初期費用の安さが売りの不動産リースバックサービスと言えます。万が一、退去するという選択肢を取る場合でも、引越しお祝い金制度で引っ越し費用の負担が軽くなります。無駄な諸費用が抑えられる不動産リースバックサービスです。

一方で、対象物件は「首都圏および全国の政令指定都市および政令指定都市に準ずる地域」と選択肢が狭いことがデメリットです。

買取後の敷金、礼金、更新料が発生しないメリットを重視する方におすすめできる不動産リースバックサービスです。

SBIスマイル/ずっと住まいる商品概要

人気ランキング3位
不動産リースバック名SBIスマイル/ずっと住まいる
SBIスマイル/ずっと住まいる
会社名SBIスマイル株式会社
本社所在地(都道府県)東京都
上場非上場※SBIグループ
対応エリア全国
実績-
査定スピード仮査定は最短即日/正式査定は、2営業日~3営業日
資金化までの日数2週間~1カ月前後
通常の賃貸借契約○
契約期間契約期間をお客様と協議し決定
資金使途自由
事務手数料0円
査定額-
設定賃料(リース料)-
年齢-
その他サービス・独自特典引越しお祝い金制度

SBIスマイルのリースバックは、いまは長期と短期の2本立てになっています。長く住み続けたい人に向けた長期リースバックが「ずっと住まいる」で、住み替えまでのつなぎに使う短期リースバックが別に用意されています。この2つは賃貸借契約の形そのものが違い、買戻しができるかどうかも違います。どちらを選ぶかで結果が変わるため、条件を分けて確認します。

2つの商品の違い(公式サイトの記載)

  • 長期リースバック「ずっと住まいる」は、マンションも戸建も普通借家契約(自動更新)。当初の契約期間は3年で、期間の終了後も更新できると説明されています。
  • 短期リースバックは1年間の定期借家契約。延長ではなく期間満了で終わる前提の商品で、買戻しはできません。
  • 家賃は「周辺の賃料相場よりも安い家賃」を提示し、賃貸借契約書に賃料が変動しないことを明記すると書かれています(長期)。
  • 賃貸借の開始時にかかるのは、敷金・前払い家賃・火災保険料・保証料など。長期は礼金と更新料なし、短期は敷金と礼金なしです。
  • 買主も貸主もSBIスマイル株式会社で、売買契約では買主、賃貸借契約では貸主として直接取引すると明記されています。

長期は普通借家、短期は定期借家。契約の形が根本から違う

リースバックを比べるとき、多くの人がまず見るのは買取価格です。ただ、住み続けられる年数を決めるのは価格ではなく賃貸借契約の種類のほうです。SBIスマイルは、この点を商品名の段階で分けています。

長期リースバックは普通借家契約で、公式ページには「マンションも戸建も普通借家契約(自動更新)」と書かれています。よくある質問では、当初の契約期間は3年に設定しており、長くお住まいいただくことを前提とした商品設計なので契約期間の終了後も更新が可能、と回答されています。更新料は0円で、家賃も賃貸借契約書に賃料が変動しない旨を明記するため上がらない、という説明です。ただし賃料の不払いなどの重大な契約違反があるときは更新できない場合がある、という注記が付いています。

短期リースバックは1年間の定期借家契約です。定期借家には更新がないため、1年で賃貸借は終わります。その代わり、賃貸借期間を1年に区切ることで長期リースバックよりも高い売買価格で契約できる、と説明されています。最長1年間は家賃が無料になるか、相場より安い家賃を選べるという注記もあります。

SBIスマイルの長期リースバック「ずっと住まいる」公式ページの画面キャプチャ。マンションも戸建も普通借家契約(自動更新)と掲示されている
長期リースバック「ずっと住まいる」の公式ページ。FEATURES 01 に「マンションも戸建も普通借家契約(自動更新)」とある。
確認する点 長期リースバック「ずっと住まいる」 短期リースバック
賃貸借契約の種類 普通借家契約(自動更新) 定期借家契約
当初の契約期間 3年 1年
期間が終わったあと 更新できる。更新料は0円 期間満了で終了する前提
買戻し 売買予約契約を結び、一定期間は取り決めた金額で再売買できる できない
敷金・礼金 礼金・更新料なし(敷金は必要) 敷金・礼金なし
売買価格 ― 長期より高い価格で契約できると説明
家賃 周辺の賃料相場より安く設定すると説明 最長1年、無料か相場より安い家賃を選べる

「何年住めるか」を契約の形から読む考え方そのものは、他社を見るときにも使えます。リースバックの仕組みと種類を押さえたうえで、各社の契約期間を並べた一覧と見比べると判断しやすくなります。

再購入できない期間-
通常の賃貸借契約○
契約期間契約期間をお客様と協議し決定
住み続ける期間-
資金使途自由
売却後の選択肢継続
退去
買戻し(再購入)

敷金はかかる。費用の内訳がよくある質問に具体的に書かれている

リースバックの記事では「初期費用0円」といった表現をよく見ますが、SBIスマイルのよくある質問は、賃貸契約時にかかるものとして敷金・前払い家賃・火災保険料・保証料を具体的に挙げています。敷金は退去時に返金される保証金だという但し書きも付いています。長期リースバックで無いと明記されているのは礼金と更新料で、敷金まで0円になるとは書かれていません。短期リースバックのほうは敷金・礼金ともになしと明記されています。

売却の側でかかるものも別に整理されています。仲介手数料・印紙代・登記費用(司法書士への報酬)・任意で加入する瑕疵保険料が挙げられ、仲介手数料については当社が直接買取する場合は不要、と注記されています。SBIスマイルは自社が買主になるため、仲介会社を挟まない限りここは発生しない形です。

いつかかるか 費用の項目 公式サイトの記載
賃貸借契約のとき 敷金 かかる。退去時に返金される保証金
前払い家賃 かかる
火災保険料 かかる。保険会社に支払う
保証料 かかる。保証会社に支払う
売却のとき 仲介手数料 仲介会社を利用する場合。同社が直接買取する場合は不要
印紙代 売買契約書に貼付する
登記費用 司法書士への報酬
瑕疵保険料 任意で加入する場合
長期で不要なもの 礼金・更新料 いただいておりませんと回答
短期で不要なもの 敷金・礼金 いただいておりませんと回答

家賃の決め方については、物件の状態や地域の家賃相場などをもとに仮査定の家賃を提示し、そのあと利用者が要望する売買価格などを考慮しながら決定する、と回答されています。売買価格を上げれば家賃も上がる関係になっているということです。この綱引きは会社を問わず起きるので、家賃がどう決まるのかを先に理解しておくと、提示された組み合わせを評価できます。

仮査定から入金までの流れは3段階

手続きは長期・短期とも同じ3段階で示されています。建物検査が独立した段階として入っているのがこの会社の特徴で、検査の結果を踏まえて最終的な売買価格と家賃が確定します。検査そのものの費用は無料だと明記されています。

01 ご相談・仮査定

電話またはWEBフォームで相談します。専属担当になる営業スタッフから、対象不動産の売買価格および家賃が最短即日で回答されます。電話は0120-989-855、受付は月〜金の9:00〜17:30です。

02 建物検査

専門の検査員が自宅を訪問して建物の状況を検査します。検査結果をもとに、最終的な売買価格および家賃が提示されます。建物検査の費用は無料です。

03 ご契約・決済

不動産の売買契約と賃貸借契約を結びます。長期リースバックではこれに加えて、買戻しのための売買予約契約を締結します。印紙代がかからない電子契約にも対応しており、手続きが完了すると売買代金が一括で支払われます。

賃借開始

決済日から賃借が始まり、家賃の支払いが発生します。買戻しが可能な期間と売買金額は、売買予約契約書に明記されると説明されています。

入金までの日数は、取引条件が決まってから1週間〜3週間程度だと回答されています。仮査定の回答は、必要な情報が整えば最短即日です。

査定スピード仮査定は最短即日/正式査定は、2営業日~3営業日
資金化までの日数2週間~1カ月前後

買戻しは「売買予約契約」で先に金額を決める

長期リースバックの買戻しは、あとから交渉するのではなく、リースバックの取引時に売買予約契約を結んで、一定期間再売買できる金額をあらかじめ取り決める形です。公式ページには「売買価格は事前に契約書に明記させていただき、一定期間優先的な買戻しが可能です」と書かれています。

この方式は、買戻せる金額が読めるという利点と、その金額で固定されるという制約が裏表になっています。売却額より高い金額で予約されていれば、差額は自分が負担することになります。契約前に、売買代金と買戻し金額、そこに至るまでに払う家賃の合計を並べて計算しておく必要があります。

更新

希望に応じて賃貸借契約を更新できます。更新料は無料です。期間に制限なく住み続けられると説明されていますが、賃料の不払いなどの重大な契約違反があるときは更新できない場合がある、という注記が付いています。

買戻し

売買予約契約であらかじめ決めた金額により、一定期間は優先的に買い戻せます。短期リースバックには買戻しの仕組みがありません。

お引越し

退去の1ヶ月前までに通知すれば、いつでも退去できると書かれています。条件を満たした場合には早期退去の金銭サポート制度を受けられる場合がある、とも記載されています。

SBIスマイルの短期リースバック公式ページの画面キャプチャ。賃貸借契約期間は1年間の定期借家契約、敷金・礼金なしと掲示されている
短期リースバックの公式ページ。契約期間が1年の定期借家であること、敷金・礼金がないことが並んでいる。

申込みの前に押さえておきたい3点

連帯保証人は「保証会社を使えば不要」という形

よくある質問の回答は、連帯保証人が必要となるが保証会社と契約することにより不要とすることができる、というものです。保証会社には所定の保証料を支払います。加えて、賃借人が法人になる場合は家賃保証契約において連帯保証人が必要となる場合がある、と但し書きが付いています。最初から不要と決まっているわけではない点は読み違えやすいところです。

取扱エリアは全国の主要都市、原則は市街化区域

エリアは全国の主要都市で取り扱っており、詳しくは問い合わせが必要だと回答されています。あわせて「原則、市街化区域のみお取り扱いしております」という注記があります。市街化区域は都市計画法で市街化を進める区域として定められた場所なので、調整区域にある家は対象から外れやすいということです。旧耐震基準の建物については、建物検査をして問題がなければ利用できると回答されています。

クーリングオフは適用されないと明記されている

公式のよくある質問は、同社が買主となるリースバック取引には宅地建物取引業法・特定商取引法のクーリングオフ制度は適用されない、と明記しています。そのうえで、利用者側から一定条件のもとで契約を白紙撤回できる「クーリングオフに準じた制度」を設けており、詳細は問い合わせてほしい、と案内されています。制度の中身は公式サイトに掲示されていないため、条件と期限は申込みの前に確認してください。

なお、リースバックの契約前の説明については、国土交通省が「住宅のリースバック取引における宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」を策定し、令和8年10月1日から施行されます。賃貸借の契約期間や更新に関する事項について故意に事実を告げないことは、宅地建物取引業法第47条第1号の事実不告知の禁止に当たると整理されており、「定期借家契約で退去を迫られた」という相談がその例として挙げられています。1年の定期借家である短期リースバックを選ぶときは、期間満了後にどうなるかを書面で確認しておくべきだということです。

会社としての位置づけ

SBIスマイル株式会社は2012年1月16日設立、資本金は資本準備金を含めて9,500万円、株主はSBIグループが100%です。宅地建物取引業者免許は国土交通大臣(1)第10022号で、(公社)全国宅地建物取引業保証協会に加盟しています。所在地は東京都新宿区西新宿の新宿住友ビル22階です。

公式サイトでは、東証プライム上場のSBIホールディングスのグループ企業であることを繰り返し示しています。ただし上場しているのは親会社であり、SBIスマイル自身は非上場です。また同社のサイトには「弊社に関する虚偽の情報にご注意ください」という重要なお知らせが出ています。問い合わせは公式サイトに掲載されている番号とフォームから行ってください。

賃貸借の形で比べると、普通賃貸借を原則とするセゾンファンデックスのリースバックとは近い性格になります。反対に、定期借家しか用意していない会社とは住み続けられる年数の見通しが変わります。契約前に確認しておきたい落とし穴はリースバックのデメリットとリスクにまとめています。

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